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訃報:Sally Newman 博士
Sally Newman 博士のご逝去を、心から悼む
日本世代間交流学会会長 草野篤子
世代間交流学・実践の生みの親ともいえるSally Newman先生が、2022月9月23日に93歳で亡くなられました。Sally Newman先生のご逝去を、心からお悔やみ申し上げます。国際的な世代間交流雑誌Journal of Intergenerational Relationships(世代間交流関係ジャーナル:JIR)を創設した初代の編集長です。
Sally Newman先生は、元々、ジュリアード音楽院出身の音楽家でもあり、その後、子ども学をコロンビア大学で研究され、1979年にはピッツバーグ大学の社会都市研究センターで、米国で初めて、大学をベースとした世代間交流研究プログラム“Generations Together”(ジェネレーションズ・トゥゲザー)を創設し、2004年まで最高責任者を務められました。 博士は、2001年に「学者、実践家、政策立案者、教育者、最新の世代間の研究・実践方法・政策イニシアチブに遅れないようにする擁護者のフォーラム」としてJournal of Intergenerational Relationships(世代間交流関係ジャーナル:JIR)を創設されました。また、Sally Newman先生は、国際的な世代間交流プログラム団体、International Consortium for Intergenerational Program (国際世代間交流プログラム・コンソーシアム:ICIP)の創設を、ドイツ、英国、オランダなどのヨーロッパ諸国、アジア・アフリカ・中南米諸国の協力を得て、主導されました(1999年10月14日)。
また、日本にも度々来訪され、2003年、日本の世代間交流プログラム黎明期に特定非営利活動法人日本世代間交流協会の創設を大きくサポートしくださいました。